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基礎代謝(BM=basal metabolism)は、呼吸や心臓を動かすことや体温を保つことなど、さまざまな生命活動で常に使つているエネルギー。つまり、「生きていくために最低限必要なエネルギー」のことで、肉体的・精神的に安静である時に、呼吸器・循環器系や神経系、肝臓や腎臓などの臓器がわずかに活動している状態と考えられています。1日の総消費エネルギー量は、この基礎代謝量と生活活動代謝量(日常の家事などを含む活動)とDIT(食事誘導性体熱産生=咀嚼や消化、吸収、代謝など食事にともなうエネルギー消費)を足したものになります。通常、1日の総消費エネルギーのうち、基礎代謝呈は約70パーセントを占め、運動(家事などを含む日常の活動)をした場合などは基礎代謝量に生活活動代謝量が加わります。
基礎代謝のエネルギー消費が最も多いのが、脂肪を除いた体組織中、約40%を占めている骨格筋です。基礎代謝はその人の筋肉の量によって大きく左右さされます。同じ体重でも脂肪が少なく、筋肉が多い人の方が基礎代謝が高くなり、消費するエネルギーも多くなります。筋肉を鍛えることが基礎代謝を上げることになりますので、筋肉量が多く基礎代謝が高い人ほど太りにくいといえます。
基礎代謝は成長するにつれて高くなり、17才前後をピークにその後は徐々に減っていき、一般に40才を過ぎると急激な下降線をたどります。これは加齢によって筋肉の質量が減少するからです。また、女性は男性より基礎代謝が低い傾向にあります。女性は妊娠〜出産のために、普段から男性よりも多くの体脂肪を蓄えるために、筋肉の量が少ないことが原因とされています。
同じ量を食べても、基礎代謝が高い「筋肉量の多い人」に比べ、基礎代謝が低い「内臓脂肪型肥満」の人は、脂肪が蓄積しやすいということになります。内臓に脂肪がたまりやすい人は、高血圧や糖尿病など、生活習慣病を誘発する原因になりますから、普段からの注意が必要です。
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